約2トンのリュウキュウアイを収穫、製藍作業は5回

この琉球藍(沈殿藍)から、藍の発酵と還元に寄与する微生物達がいっぱい検出されています。
製造過程の酸化作業時に石灰を入れすぎ、大きくアルカリ性に傾くと、微生物達は生きていられなくなり、出来た沈殿藍を藍瓶に仕込んでも発酵しません。
この3年間、研究者と技術者達が協力して、製藍と藍建てを繰り返し、沈澱槽の容積、水、材料の種類と質と量、pHを研究し、藍染液を発酵させ、データを集積、成果が出ました。
微生物が活性している琉球藍は、沈殿藍を仕込んでから3日で発酵を確認、
5日目で還元が始まり、ほぼ1週間で染まるようになります。

▽貯蔵槽に移した今年の琉球藍
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▽仕込んで4日目の琉球藍灰汁発酵建ての液0702