生紫根を収穫して、すぐに湯もみ出しで色素を抽出ー染色する

ムラサキは、乾燥した、水はけの良い畑で栽培する。

生紫根染には1年根を使う。

2年根の場合は、掘り出した直後でも、すでに1年目の色素層が不溶性になっているため、湯もみ出しでは、1年目の層の色素を抽出できない。

2年根の場合はアルコール抽出で行う。

アルミ明礬や椿灰汁で先媒染した絹やウール布を抽出液に入れ、ゆっくり加温、55℃ぐらいで30分〜1時間染色する。

60℃以上になると、グレーに変わってしまうので、注意する。

詳細は会員ページのテキスト参照

  掘り出した1年根

2年根以上の紫根の断面、外側の色素は不溶性になっているため、湯で揉みだしても抽出できない。内側の新しい赤い層の色素は湯で揉み出し抽出できる。

 

軟水で抽出すると抽出液は赤い。