サフランの雌しべで黄色〜橙色、媒染を重ねて山吹色〜黄金色

今年は黄色染料をいくつか染めています。夏のワークショップでは、エンジュで絹をオリーブグリーンに染めました。今回はヨーロッパで愛されたサフランで多様な黄色〜黄金色に染めました。

常温で、雌しべが白っぽくなるまで抽出できます。

無媒染、アルミと鉄媒染それぞれを使い、重ねて染める。

わずかな雌しべで、堅牢度の高い黄色〜橙色〜山吹色〜黄金色が染まりました。

染色温度は40度〜60度。

サフランの花びらは、摘んだ順に薄いクエン酸溶液に浸けて、色素を抽出する。

すべての花びらの色が抜けたら花びらを取り出し、絹布を浸けて常温で染める。

染色時間は3〜4日、取り出して水洗、乾燥させる。

葉が出て来た球根は土に戻して、栄養を補給しながら春を待つ。

サフランの花びら100輪あまりで染めた絹ストール