ヌルデの虫こぶ、栽培したルバーブ(ダイオウ)の根茎で染める

染料や薬用・香料に使われる植物の色は安定しているものが多く、世界各地で使われている。

ヌルデの虫こぶは、林や時には庭で見つかる。アブラムシ科ヌルデノミミフシ(Schlechtendalia chinensis )が茎葉に寄生した刺激で出来たコブ、成分はタンニン50~70%、他に澱粉、蝋を含む(世界大百科事典より)。

虫こぶで染めるとわずかに艶を感じる。

五倍子と呼ばれ、染料やインク、皮なめし、生薬に使われてきた。タンニン酸は五倍子から抽出して作られる。

ルバーブは、日本では大黄=ダイオウと呼ばれ、食用や薬用、お香に使われる種類があり、それぞれに色や香りが違う。

食用ルバーブは庭や畑で育て、茎を料理やお菓子、ジャムにする。