持続可能な開発目標SDGsと天然の色に関する調査、研究、開発、普及活動

国連の「持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals」は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標です。

 

アースネットワークの事業

・染料植物の分布調査、保全、栽培、流通:

染料植物は、世界中に分布し、古代より人々によって様々な方法で利用され、暮らしを守り、それぞれの地域の文化に関わってきました。また、染料植物に含まれる色素はじめ成分は薬用になるものが多く、日常の健康を守り、治療にも役立ってきました。染料植物を保全、栽培、利用、流通させることは、世界中の人々の暮らしを平等に守ることに繋がると考えています。

・天然染料・顔料の色素他成分の科学的調査、研究:

考古学、歴史の中で使われてきた染料・顔料についての科学分析は続いており、含まれる成分や微生物については未知のものもが沢山あり、分析・解析技術の進歩により、新たな資源が発見され続けています。どの地域でも新たな産業と技術革新の基盤になると考えられます。

・天然染料・顔料を使った染織、絵画、塗装技術の開発:

天然染料や顔料を使い美術工芸品や製品を製作するには、天然繊維、絹や毛、麻、綿、楮、木が必要です。天然色素は天然繊維と強く結合し発色しますが、化学繊維とは、ほとんど結合しません。天然染料や顔料、繊維は土や水中で分解し、自然に還るため、陸や海の環境を守ります。

・国内外の研究者、技術者、制作者との交流、協働、情報発信:

ネットワークを構築し、人、世代、分野を超えた交流と協働を進め、パートナーシップで新技術や普及システムを構築し、実践活動を行い、社会に貢献したいと思います。